植物機能工学研究室では、植物に固有の機能と能力の制御の分子メカニズムの解明を目指しています。特に、植物における物質生産の本体で ある光合成と窒素同化の制御の仕組みと関連する転写制御因子およびシグナル伝達因子の機能の解明に重点が置かれています。このために、分子生物学的実験手 法、生化学的実験技術、分子生理学的実験手法を用いた解析に加え、トランスクリプトーム解析、プロテオミクス、メタボロミクスといった包括的解析も導入し て様々な側面から複雑な生命現象の解明に迫ろうとしています。また、このような研究は、食料の増産、低炭素社会の実現、持続的農業の達成など今日的な課題 の解決に貢献することが期待されます。
研究内容
現在の研究内容
過去の研究内容
- 細胞内トランス-スプライシング
- 窒素同化能力強化植物を用いたC/N相互作用に基づく高CO2応答ネットワークの解析
(新学術領域「植物生態学・分子生理学コンソーシアムによる陸上植物の高CO2応答の包括的解明」課題) - 栄養シグナルによる植物代謝制御の分子基盤
(CREST領域「代謝調節機構解析に基づく細胞機能制御基盤技術」課題)